2018年9月 - 7

出張で乗った新幹線で、隣の席に座っていた人が元同僚だったというびっくり事態が起こった。

通路を挟んで、とか、一席挟んで、とかではなく、真隣の席に2時間以上もずっと座っていたのに、お互い気がつかなかった。その間、私は隣の人のことを全く気にせずに肉の万世カツサンドを食べ、仕事のメールをし、実験データを見、今日のプレゼン資料と過去の議事録を全部読んで、ある人の最近の論文集を読み始めたところでうとうとしたりしていた。

降車のときに、隣の席の人の前を通って通路に出たら、その人に突然声をかけられてびくっとした。それで初めて顔を見たら、なんと元同僚ではないですか。しかも、入社後数年間同じチームで結構密に接していて、一時期は同じ仕事もしていて、でも5,6年前の退職以降は一度も会っていない人。なんという偶然。

彼が今どこで何してるのかすら知らないし、そのことはたまに社内でも話題になるけど誰も消息を知らないので、時間さえあれば聞きたいこと、話したいことは山ほどあった。しかし実際には、仕事で乗った新幹線で、途中駅での降車5秒前くらいに声をかけられたものだから、ほとんど話せなかった。乗車時に気がついていればなあ。私、普段からあまり周りを見てないからな。


同じ職場では誰も彼の連絡先を知らないようなので、この先はこんな偶然でもない限りもう会うことはないんだろうけど、ぱっと見は元気そうだったからよかったな。それに、こんなに久々なのに声かけてもらえて嬉しかった。