2019年6月 - 3

なんだか、理由なく疲れている。

仕事しまくっているわけでも、他が忙しいわけでもないのだが。六月病というやつだろうか。ぼんやりと元気がない。

元から暑さ寒さに弱くはあるのだが、ここ数年は特に暑さに対しての弱さが増していっている気がする。暑さに対してというより、夏に対してか。湿度が高くて暑いと、それだけでもうつらい。毎日、出勤時と退勤時のほんの短時間しか外に出ないのに、その間の暑さだけでぐったりしてしまう。今週の最高気温は高くても20℃台後半で、まだ30℃にも達していないのだが、既になんとなくぐったり。梅雨明け後が思いやられる。

昔は、暑さよりは寒さにより弱くて、寒さが深まる11月頃になるとよく体調を崩していたのだが、最近は寒いのがだめなのはそのままに、暑いのもだめになった。これが加齢か。



たまに、風邪やインフルエンザに見られるようなわかりやすい症状は出ていないがなんとなく体調が悪いというときがあり、そういうときの自覚症状が二つある。

一つは、視界が揺れる。それまでなんともなかったのに、急に視界全体が猛烈に縦揺れ、もしくは横揺れする。揺れは数秒から、長くても数十秒で治まる。

明確にこの症状に気がついたのは学部生のときで、体調を崩してカフェバイトを辞めたものの次に始めたバイトも体調不良ですぐに辞めて鬱々としていた時期、雨の日に麻布十番マクドナルドの通りにあったカフェだかパン屋の二階で一人でお茶をしていたら、突然視界が猛烈に揺れた。揺れはしばらく治まらず、私はちょう焦って立ち上がり、思わず「地震!」と叫びそうになったが、周りの客たちが一切動じていないのを見て、勘違いだと気づいた。

この揺れ、その後もちょっと疲れると数日に一度くらいのペースで頻繁に起こる。一瞬ではなく数秒間程度としばらく続くのだが、脳貧血のクラっとするやつと同一なのかなんなのか、よくわからない。


もう一つは、腕の片側に異変が出る。手の小指側の側面や、そこからつながる腕の片面だけがしびれたり、ひどい場合は感覚がかなり薄くなったりするのだが、アトピーなどの皮膚炎が起こっているわけではなく、見た目にはなんともない。症状が一度出ると数日から数週間続く。右手にも左手にも起こるけれど、どちらの手に起こってもいつも小指側の側面のみ。

これも初めて気がついたのは学部生のときで、当時は左手の小指側側面の感覚がピンポイントでかなりの部分消えてしまい、数週間ずっと氷を握りしめているかのようなかんじだった。これがこのままずっと治らなかったらどうしよう、と思わないこともなかったが、あまり深くは考えていなかったので病院を受診もしなかった。実験レポート地獄とバイト詰めで忙しい時期を脱したら徐々に左手の感覚が回復してきて、その後、数か月後にふと気づいた頃にはすっかり元に戻っていた。

こちらは視界の揺れほど頻繁には起こらないが、それでも数か月に一度は起こる。ぶよぶよ感を感じるとき、ピリピリ感を感じるとき、そして何も感じなくなるとき、と複数パターンがある。そして、この手や腕のしびれが出ているときにちょっと無理すると、すぐ体調を崩す。ある意味、疲れのバロメーター的なところがある。



で、今現在、会社にいる日中だけで一日2、3回は視界が数秒間揺れ、ちょっと前から右腕の小指側の手首からひじまでが軽くしびれている。今回は手首より先には症状がなく、腕のしびれはピリピリ系。

最近は特に疲れるような状況下にあるわけでもないので、理由が不明。ほんとうは手がしびれ出す前に、自分で自分の体調変化に気づくべきなのだが、他人だけでなく自分に対しても鈍感なので、こういうわかりやすい症状が出て初めて自分の体調を理解することが多い。

他の人たちは、自分の体調をどのようにモニターしているんだろうか。適切にモニターできないと、ケアもできない。