2019年7月 - 1

最近は、夜21時とか22時から始まる電話会議に以前ほど支障なく、家から普通に参加できるようになった。

スマホから会話が聞こえてくると、子はそれが英語だとわかるらしく(というか、たぶん日本語と英語の2言語しかないと思っている)、毎週の英語レッスンで自分が習っているフレーズを喋りたがるのだが、ミュートを解除して私が喋っている間は喋らないでと言われているので、隣の部屋まで離れて、一人小声で「How are you?」とか「I want ~~」とか言っている。


仕事がまたばたばたし始めて、でもリソース争奪戦には負けたので、全然手が足りない。

そういえば、入社して最初に配属されたチームはその当時一番忙しかったプロジェクトで、everyday emergencyとか言われていて、入社後数か月間の研修が終わった後で配属が正式に発表されたとき、別チームにいた重鎮の年配社員が当時の私の上司に「こんなところに新卒の女の子放り込んで大丈夫なのかよ」と言っていたことを思い出した。

あの頃は、緊急事態と言っても人数はいたし、皆で朝から夜ちょっと遅くまで働いて、土日も出れば、まあどうにかなっていたのである意味よい時代だった。あの頃のチームの人、今は私と数人以外はほとんど全員いなくなったし、そもそもチームがなくなった。私は若手社員ではなくなった。


メイン仕事のプログラムレビューで、何年間もチャレンジされ続けてきていたグローバルマネージャーが、同じプログラムのここぞというところで即座に助け船を出してくれて、朝一でそのメールを読んだだけで無駄に泣きそうになったりした。

精神が不安定である。


数週間前に、インスタかなんかで応募していたNARSのファンデのサンプルが届いた。ファンデ2種がそれぞれ4色ずつ入っていてしっかり試せそうで、未だに自分の肌の明るさと色みをあまり客観的に把握できていないファンデ初心者の私はとても楽しみなのだが、しかし、使い始めるだけの元気が出ない。

新しいものを試すには、それなりに元気というか気力というか活性化エネルギーみたいなものが必要で、今の私にはその力が残っていない。