気がつけば9月も最終週、今年最後の四半期ももう目前。
夏前からばたばたしっぱなしだったが、秋になってやっと落ち着いてきて、割と平穏な日中を過ごしている。仕事で、人に頼むのではなく自分自身の時間をかけたい（かけたかった）部分に、やっときちんと時間をかけられるようになってきた。どうにか予定通り出張にも行けそう。
出張前に欲しかった、Ankerのモバイルバッテリー兼USB充電器は未だに在庫切れで、出発までには届かなさそうだ。もっと早く注文しておけばよかったけど仕方がない。
これまでずっと、旅行も出張もそんなに頻繁じゃないから、と思ってその間を快適に過ごすための物をほとんど買ってこなかった。しかし、元来ひきこもりの私はやはり出先ではそれなりのストレスを感じてしまうので、それを取り除くための装備を少しずつでも揃えていきたい。
学部と院時代の友人達と会う。
それそれ個別で会ったり、誰かの結婚式で会ったりはしていたけど、こうやって全員揃ってゆっくり話すのは結構久々。
私の中で、この大学の友人達は、他のどの友人達とも、会社の人達とも違うカテゴリに入っているのだが、今日子供の体重の話になったときに自然に出てきた比較対象が「一斗缶より重い／重くない」だったので、そのときだけ会社の人達と話しているかのような気になってなんだか不思議だった。
子供の数kg〜20数kg程度の重さを、米袋とか、ウォーターサーバーのボトルとか、ペットボトル何本分とかで例えるのはよく聞くけど、一斗缶での例えはこれまで会社以外の場では聞いたことがなかった気がする。しかし、一斗缶と言われて一気にリアリティが増したから、やはり我々にとってはとてもよい例えなのであった。
適当に入ったお店で頼んだ、豚肉と山芋のドリアが美味しかった。その後にまた適当に入ったカフェの、洋梨のタルトもとても美味しかった。そこではタルトと一緒に普通のアイスコーヒーも頼んだが、ものすごい癖のあるコーヒーが出てきた。でもタルトが美味しかったからいいや。
しかし、一日にコーヒーを2,3杯飲むと大抵体調を崩す。年々、カフェインにもアルコールにも弱くなってきている気がする。学生の頃はどちらにも普通に強かったのに、20代後半からはもう気をつけないとだめになった。代謝が弱くなっている感がある。
出張で乗った新幹線で、隣の席に座っていた人が元同僚だったというびっくり事態が起こった。
通路を挟んで、とか、一席挟んで、とかではなく、真隣の席に2時間以上もずっと座っていたのに、お互い気がつかなかった。その間、私は隣の人のことを全く気にせずに肉の万世のカツサンドを食べ、仕事のメールをし、実験データを見、今日のプレゼン資料と過去の議事録を全部読んで、ある人の最近の論文集を読み始めたところでうとうとしたりしていた。
降車のときに、隣の席の人の前を通って通路に出たら、その人に突然声をかけられてびくっとした。それで初めて顔を見たら、なんと元同僚ではないですか。しかも、入社後数年間同じチームで結構密に接していて、一時期は同じ仕事もしていて、でも5,6年前の退職以降は一度も会っていない人。なんという偶然。
彼が今どこで何してるのかすら知らないし、そのことはたまに社内でも話題になるけど誰も消息を知らないので、時間さえあれば聞きたいこと、話したいことは山ほどあった。しかし実際には、仕事で乗った新幹線で、途中駅での降車5秒前くらいに声をかけられたものだから、ほとんど話せなかった。乗車時に気がついていればなあ。私、普段からあまり周りを見てないからな。
同じ職場では誰も彼の連絡先を知らないようなので、この先はこんな偶然でもない限りもう会うことはないんだろうけど、ぱっと見は元気そうだったからよかったな。それに、こんなに久々なのに声かけてもらえて嬉しかった。
