KAMIJOのPERSONA GRATAツアー、大阪2daysに行ってきた。
大阪は仕事ではよく行くし今月も行ったばかりだけど、ライヴを観に大阪に行くのは結構久し振りで、2017年のDIR EN GREYのMACABREツアー以来。ちなみに、KAMIJOを観に大阪に行ったのは2014年のHeartツアー以来。久々だなぁ。
1日目はストーリーが総集編だったこともあり、まあ普通のライヴだった。途中、何度か音がハウリングしたりマイクトラブルがあったりして、KAMIJOがあからさまに激ギレした顔を客にそのまま見せていておいおいおい、となったが、他の部分はよかった。
KAMIJOは怒りがほんとうに顔に出やすい。まーじで顔が怖い。マイクが最終的に使えなくなった瞬間と、新しいマイクを受け取るまでのそれぞれ数秒間、それはそれは恐ろしい顔をしていた。カストラート中だったので、その怖い顔も雰囲気のうち、ととらえればそれまでなのだが。そういえば、前にもカストラート中にトラブって怖い顔をしていたことがあったなあ。怒ったときは後ろを向いてくれ。
2日目はセミファイナルらしく、かなりストーリーが進展した。リチャードが伯爵と相対するプロビデンスの目の組織側の人間であることがはっきりしたし、その組織のボスっぽい人が、リチャードの義父であるということも明かされた。つまり、おそらくアンジェラがこの組織のボスの娘ということになるのだが、彼女は未だに出てこず、安否不明。PERSONA GRATAの歌詞をそのまま受け取るに、組織内の何らかのトラブルに巻き込まれて死んだのか、老化が促進するような病とかで死んだのか、死んでないのか、不明。
まあ一番あり得そうな流れとしては、リチャードは恋人であるアンジェラの仇を取るという意志を持って、不老不死の薬を作る目的を持ったこの組織内にいるということなのだろうが、その目的遂行のためにマシューとかその家族とか港の警官とかカールソンとかNo.3を逃してしまった組織内の人とか、アンジェラ以外の人をがんがん殺していて、もはや単にやべえ奴らである。
このツアーでのストーリーの大枠の構造としては、不老不死の薬を作りたい組織と、あくまで人が死ぬことを前提としているエミグレ制度推進派のサンジェルマン伯爵側の組織の対立劇、のように思われるのだが、SangツアーでもSymphony of The Vampireツアーでも散々表現されていたように伯爵は伯爵でかなりやべえ奴なので、やばい奴ら同士の抗争劇になっている。
この2日目のライヴは、ストーリーとライヴ自体（曲演奏と歌）がかなりうまく融合していて、とてもよく出来ていたし、何より面白かった。No.3がナポレオンだということが唐突に明かされ、久々に聞いたあの声に、えっ、と半笑いで思っている間にAmbition -Interlude-抜きでいきなり始まったSang I、びっくりしたけどめちゃくちゃ嬉しかった。私未だにSang Iがほんっとうに好き。Sang IIよりもこっちの方が好きだもん。Sang Iは曲始まりに勢いがあるので、今回のような強い意志を抱いての登場シーンにぴったり。
あと、伯爵＆ルイ＆NSAと、敵組織間でNo.3を受け渡す取引の場面で例のMISSIONの新曲が流れたのだが、これがこの曲本来の使われ方なんだなあ、と思うくらい歌詞と曲がストーリーにしっかりハマっていてよかった。途中のヘドバン部分で銃撃戦が起こるのだが、その間に流れる声優のセリフ（遠方から出されるサラの指示）やら銃声やらで情報量が多すぎて、ヘドバンを放棄してスクリーンを観てみたい欲求にかられた。このとき字幕とか映像とか出ていたのかなあ、結局は全く前を見ずにヘドバンだけしていたのでわからなかった。なお、我々がヘドバンに精を出している間に、カールソンはあっさり死んだ。
いやー、今回の大阪は行ってよかったな。ファイナルだけでなく、セミファイナルも見ておくべきなんだなあ。前回の春のSymphony of The Vampireツアーも、さいたまが楽しかったのでその後の名古屋と大阪も行きたくなったのだがスケジュール的に行けなかったので、今回は行けてよかった。また機会があれば行きたいな。もはや名古屋も大阪も、どちらも遠征感がない。
ライヴと直接関係ないところでは、今回は泊まりがけでの遠征だというのにコスメポーチをまるまる全て家に忘れてきたため、2日目の午前中から顔をどうにかするためにすっぴんでドラッグストアとデパートに行く羽目になった。
さすがにこんなミスは人生初めて。ほんとうにどうしようもないが、自分の馬鹿さを嘆いていてももはやしょうがないし時間もないので、午前中からドラッグストアに行きえいやで色々なコスメを買ったが、いつも使っているコスメも道具も全くないという場面で一体どうやって対応すればよいかというTipsを全く持っていなかったため、かなり失敗した。買ったコスメが悪いのではなく、私のアイテム選びと色選びがだめだった。
でも今回でかなり学んだので、次回はもう少しうまくやれると思う。まあ、それ以前に、旅行時にコスメポーチを忘れないことの方が大事だけど。
