2022年3月 - 3

ロシアとウクライナ間で戦争が始まってから、円安が進んでること以外で仕事にいい影響が一切ない。

日本サイトで働いている私にとっては、円安だと、しばらく前に本社の国の通貨建てで定められていた予算額よりも結果的に盛られた円建て額で日本の会社から物を買えるので、その点はほんのちょっとだけいいのだが、他はまじでいいことがない。

あらゆる輸送費が上がるわ、原油価格も貴金属価格も上がるわ、半導体不足やコンテナ不足やらで去年から延び延びだった納期はさらに延びるわ、各顧客の先々の生産の見通しも悪くなるわ。


子供の頃、親はアメリカの某省からの仕事を日本で請け負う仕事をしていたため、会社としての収入はいつもドル建で、それを会社と社員と自分に配分していた。なので急激に円高になったりすると我が家の家計が悪化するのが常だった。

私が小学生の頃、一時期1ドル80円台になったときなんかは親が大騒ぎしていていて、もういっそ海外でお金を使おうとか言って、毎年冬休みに行っていたハワイ旅行の滞在期間を長くして、かついい部屋に泊まったりしていたな…やけくそすぎる。それが今や1ドル120円近く、遠い昔の話だ。

自分のメイン預貯金や、住んでいる国の現地通貨ではない通貨建てで給与をもらうの、不安定すぎて私には向いてないなーと思ってしまう。自分では完全にアンコントローラブルな要因で、先月今月、または去年と今年の給与額が何10%も違います、という状況があり得るというのは精神的にきつい。まあ、たまたま自分の親がそれで苦労していたのを見ていたという子供の頃の原体験があるからなのかもしれないけど、単純に、現地通貨建てで毎月決まった額の給与が入るという前提の元で働く方が私の精神安定上はよい。

別にめちゃくちゃ安定志向なわけでもないけど、そういう意味では年俸制で雇われサラリーマンをやってるのは自分に合っている。まあ、年俸制であろうが何だろうが、明日や未来の雇用は全く保証されていないので、為替どうこうでなくそういう部分では不安定すぎるが…常にな…



とか書いていたら大きな地震がありました。東北で震度6強だって。

こっちもかなり揺れた。ゆーっくり揺れ始めてだんだん大きくなって、かなり長い間揺れ続けていた。これで震度4か。震源が近いときの、どかんとくるタイプの地震のときほどは揺れを強く感じないし恐怖感も弱いけど、それでもこれだけしばらく揺れていると気持ち悪い。酔いそう。